「死は人生の終末ではない。生涯の完成である。」

１０月に入ったというのに、３０℃近い気温がバンバン来ますね・・・。私です、ごきげんよう(=ﾟωﾟ)ﾉぃょぅ
未だ、半袖の服を手放せないでいます。おかしいな、もう１０月なのに。ちっとも、秋らしくないぞ？

さて、今回は「皆と学ぶ精神病と依存症」第５７弾「コタール症候群」です。
コタール症候群？(　・ω・)?と聞きなれない病名に疑問を感じるのも無理はありません。
これは、凄く奇妙な精神病なのです。コタール症候群が、どんなものか見ていきましょう。

「コタール症候群とは？」
コタール症候群は、この世でもっとも奇妙で稀な精神障害の1つです。
虚無主義的妄想、ウォーキングデッド症候群としても知られており、自分は死んでいる、この世に存在していないと信じ込む病気です。
「自分はもう死んでいる」自分が既に死人であると思い込むこの妄想を「コタール症候群」といいます。
１８８０年にフランス人神経学者のジュール・コタールによって発見されました。

「コタール症候群の症状は？」
＜思い込み症状＞
自分は死んでいる、今いる世界は死後の世界、死ぬことが出来ず苦しんでいる、内蔵が腐敗していて食事が出来ない、内臓が無いなどの原因で食事が出来ない、神が罰や試練を与えている、悪魔が取り憑いている。
＜行動症例＞
墓場の前で１日中過ごす、ゾンビ映画を好んで見る、死人のような顔のメイクをする。
自分が死人と信じ込んでいるので死者に近づくような行動をする。
火の体験症状が見られ暗い中に火が燃えているのを見たことがあるといった妄想症状があらわれます。

「コタール症候群の原因は？」
うつ病の重度症状とも考えられています。
ヘルペスウィルスの治療に使われる抗ウィルス剤アシクロビルへの拒絶反応として起こることもあります。
この病気は発症して悪化し、慢性化するというように段階があります。
最初は鬱や憂鬱症になり、漠然とした不安に苛まれる。進行すると、深刻な妄想や慢性の鬱に陥り、すっかり世界が歪んでしまいます。

「コタール症候群の治療法は？」
コタール症候群は自殺企画が多く、そのため電気治療法などを行うクリニックもあります。
しかし治療は基本的に鬱病と同等の薬物療法となります。
希死念慮が非常に強いのがコタール症候群の特徴でもあり、鬱病と関連しているところでもあります。
＊希死念慮とは・・・死にたいと願うこと。具体的な理由はないが漠然と死を願う状態。

凄く奇妙な精神病ですよね、コタール症候群。自分はもう死んでいると思い込んだり、内臓が腐敗していて食事が出来ないと思い込むなんて。
歩く死体症候群と言われるのも納得出来てしまいますね。

ちっとも秋らしい陽気を感じないまま、１０月も１週間が過ぎてしまいましたね(´・ω・｀)
洋服屋さんに並んでいる服はすっかり秋服なのに気温は夏日。
彼岸花が咲いて、木の葉も黄色くなってきているのに、陽射しは強く半袖が手放せない。
秋の気配は何処へやら・・・(´・ω・｀)ｶﾞｯｶﾘ…
このまま、秋を感じないまま冬へと突入してしまうのか・・・。
ではまた、次回へ！ヽ( ´ー｀)ノ　まったね～

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