2019年10月16日

「家は洩らぬ程度、食事は飢えぬ程度にて、足る事なり」

台風が過ぎ去った次の日は、見事な台風一過でしたねぇ。ごきげんよう、私です(=゚ω゚)ノぃょぅ
こちらは何も被害はなく、平和なものでしたが、東京・埼玉辺りは被害が激しいようですね。心配です(´・ω・`)

さて、今回は「皆と学ぶ精神病と依存症」第59弾「選択的摂食障害」です。
あることがきっかけで、特定の食品しか食べられなくなってしまう。
そんな嘘みたいな病気が存在します。どんなものか見ていきましょう。

「選択的摂食障害とは?」
選択的摂食障害とは拒食症の一種です。
「選択的」とあるように、ある特定の食品以外を体が受け付けなくなってしまう症状のことをいいます。
選択的摂食は、selective eatingもしくはselective eating disorder(SED)と呼ばれるようで、数種類の食べ物だけしか食べることが出来なくなる・他の食べ物に抵抗感があるという症状。
「選択的摂食」では、特定のブランドや特定の食品、決まった調理法でなければ食べないこともあるのが特徴です。
選択的摂食障害の患者を支援する団体によると、この病の患者は高脂肪、高炭水化物の食物しか受け付けなくなるそうです。

「選択的摂食障害になる原因は?」
選択的摂食(SED)は、「偏食」や「好き嫌い」と見なされてしまうことが多いようで、ほとんどが子供のころに発症する病気にようです。
多くの場合、幼少期に食べ物に関して非常に不快な経験をした結果起きるものだそうです。
SEDは幼いころの食品摂取が原因となり、その不調が心理的なトラウマになって発症することが分かっています。

「SEDの事例はどんなものがあるの?」
とある記事によると、イギリス人の33歳の女性は、2歳から31年間、チーズピザしか食べていません。
かかりつけの医者には、このままでは早死にすると言われています。
同じく、イギリスに住む19歳の少女は、8年間、ピザしか食べていません。
この少女の摂食障害は2歳から始まり、まず、フライドポテト・パスタ・レモンジャムのサンドイッチしか食べなくなり、11歳以降はピザだけを。しかも、焼き立てでチーズとトマトしか入っていないマルゲリータでなければならないという徹底振り。
17歳の少女は、15年間、チキンナゲットと少量のフライドポテトのみで生きています。
19歳の少女は、9歳のときに激しい食中毒にかかった経験以来、具無しのインスタントラーメンしか受け付けなくなりました。他の食べ物は一切受け付けず、1年間に食べるラーメンの長さは48キロを越えるといいます。このせいで、19歳の彼女の体年齢は驚きの80歳に。
偏った食事のせいであらゆる栄養が恒常的に不足気味、免疫系に不安があるため白血病の疑いもあると言われたそうです。

「選択的摂食障害の治療法はあるの?」
選択的摂食障害の治療には、オペラント条件付けが用いられます。
例えば、お米が食べられない人に対して、ほんの数粒のお米を食べてもらいます。
それが食べられたら、自分の好きなものを食べていいなどです。
報酬を与えつつ、食べられるものの種類と量を増やしていくという行動療法が行われるようです。
催眠療法の各セッションは1時間で終了と同時に、新たな種類の食品に数々トライしてもらいます。

如何でしたでしょうか?
結構、怖い病気だなと私は思いました。フライドポテトもチキンナゲットも、ピザもインスタントラーメンも好きですが、年単位では食べられません。
でも、選択的摂食障害になったら、自分の中で食べられるものしか食べていけないから、それらをずっと食べ続けていくしかない。年単位続こうとも。
しかし、それをずっと続けていくと、栄養面で体に支障が出る。
けれど、食べられるものしか食べられない。罹患者は凄く苦しい思いをしていると感じました。

台風が過ぎ去った後、急に秋めいた涼しさがやってきましたね(゜д゜)
慌てて、秋服を引っ張り出してきましたよ。毛布と掛け布団も急遽、コインランドリーで洗ってきました。
気温も真夏日を更新しなくなり、ちょうど涼しい、いい感じの気温になってきてます。
しかし、北海道では、雪がうっすら積もる日もあるのだそうです!
秋が来たと思ったら、冬がもう直ぐそこまで迫っている!!Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
衣替えの慌しい日は、まだまだ続きそうですね。
では、また次回へ!ヽ( ´ー`)ノ まったね~

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Posted by ましゅお  at 13:26 │Comments(0)福祉

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