2020年12月02日

薬も過ぎれば毒となるということ

風がビュービューと吹きすさび、自転車をこぐのに厳しい時期になってきましたな・・・(´・ω・`)
手袋を嵌めてないと、とてもじゃないですがハンドルなんて握れませんよ・・・。
肌も乾燥が激しいので、ボディクリームとハンドクリームが欠かせません。冬はつらかとよ・・・。
あっ、私です、ごきげんよう(=゚ω゚)ノぃょぅ

さて今回は「痛み止めとして優秀なロキソニン。実は・・・」です。
大概の痛みに効果を発揮するロキソニン。飲み薬としても、湿布としてもとても優秀。
ですが、そんなロキソニンも使い方を誤ると・・・

歯医者さんで、内科でと大概の痛み止めとして処方されるロキソプロフェン(日本薬局方:ロキソプロフェンナトリウム)という薬剤名のロキソニン。
飲み薬として処方される時は、大体胃薬がセットになって処方されますよね。何故なのでしょうか?

実はこのロキソプロフェンは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の中でもかなり効果が強いものに分類されます。
それゆえ、打ち身や神経痛にリウマチの関節痛、手術や抜歯後の消炎鎮痛や炎症による発熱を抑える働きもあり、幅広く使われています。
ただし、効果が強いということは、その分副作用が起きやすいということ。
薬剤師や医師が参照する添付文書に記載された主な副作用をざっと挙げるだけでも、「浮腫、溶血性貧血、急性腎障害、うっ血性心不全、消化性潰瘍、消化管出血、消化管穿孔、小腸・大腸の狭窄・閉そく、過敏症、発疹、そう痒感、胃部不快感、食欲不振、下痢、便秘、胸やけ」と出てくるのですが、薬剤性のアレルギーによるじんましんよりも、循環器から消化器に及ぼす症状が明らかに多く挙げられます。
この消化器症状の副作用を打ち消すために、ロキソプロフェンを処方するときは胃粘膜保護などの効果を持つ胃薬が処方されます。

見てるだけで具合が悪くなりそうな副作用オンパレードですね・・・(´・ω・`)
ですが、ロキソプロフェンの副作用は飲み薬に限った話ではないのです。

実は、意外なのが「湿布薬での副作用」。
体に貼り付ける事でかぶれるという副作用も出がちですが、それ以外にも思わぬ落とし穴があるのです。

ロキソプロフェンテープの薬剤情報が公表されていますが、その副作用の中に数々の皮膚症状とともに、胃不快感があります。それ以外の副作用として「上腹部痛・下痢・軟便」といった消化器症状も含まれています。
貼り薬なのに胃に症状が出るのです。
これは、皮膚から吸収されたロキソプロフェンが患部で作用する以上に毛細血管から血流に取り込まれ、肝臓で薬剤を代謝しきれずに胃粘膜を荒らしてしまうということが起きるからとのことです。

ロキソプロフェンの飲みすぎで胃潰瘍が起こるのと同様、ロキソプロフェンの貼り薬も使いすぎると胃に副作用をきたします。
胃には消化のために多くの毛細血管が胃粘膜の下に集まっています。ロキソプロフェンの成分が血流に乗って胃に到達すると、胃液と混じって強く荒らす作用が出てしまいます。
ロキソプロフェンの飲み薬では、その作用機序がハッキリとしているために胃薬も一緒に処方されていましたが、貼り薬に関しては「適切な量を適切に使う」事を前提としているため、副作用の発現する頻度が明確になるような臨床試験を実施していないこともあり、使いすぎることによる強い副作用はこれまであまり問題視されてきませんでした。
ですが、高齢者に多い「肩も背中も腰も膝も」と全身のあちこちが痛い人が、8~10枚も貼っていたらそれは確実に使いすぎになります。
医師や薬剤師側も、そういったことがないように処方時には「必ず痛いところに1枚だけ、1日1回貼ってください」と説明するのですが、体のあちこちの痛みに耐えきれずに体中に貼りまくっている人も意外といます。

貼り薬でも用法用量は必ず守ってください。
市販のロキソプロフェン入りの湿布は、処方薬より成分が若干少めなおかげか、2020年8月には、薬剤師が対面で指示をする第1類医薬品から、薬剤師が常駐していれば購入できる第2類医薬品への変更がなされました。
ただ、市販の貼り薬は高いから・・・と複数のクリニックでロキソプロフェンテープを処方してもらうような事をしている人は、速やかにやめたほうが賢明です。
あちこちで湿布を貰って副作用を起こすより、一つの信用できる整形外科などで全身の痛みを総合的にみてもらい、副作用の少ない処方を受けるようにする事が大事です。
どうしても何枚も湿布を貼りたい人は、医師に相談したうえで、市販薬を併用するなど工夫をしましょう。
また、高血圧や既往症があって服薬治療をしている方は、必ず「お薬手帳」などで服用している薬を示し、薬同士の相性(組み合わせによって薬の効果を弱めたり強めたりすることがああります)を判断してもらうようにしてください。

如何でしたでしょうか?
どんな薬でも用法用量を守らなければいけませんね。副作用で余計に痛い思いをしないよう気をつけましょう。

12月に入りましたねー・・・。今年も残り一ヶ月ですよ・・・早ーい・・・( ´⚰︎` )
ついこないだまで、ぽかぽか陽気でちょっと暑いぐらいだったのに、一気に寒くなりましたな:(;*'ω'*):
風邪ひかないように暖かい格好をしましょう!!
コロナもインフルも油断出来ません!!手洗い・消毒・マスク・換気・加湿・予防接種・3密を避ける!徹底しましょう!!
ではでは、また次回へ!ヽ( ´ー`)ノ まったね~


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Posted by ましゅお  at 10:10 │Comments(0)福祉

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