2018年08月29日

死は、癒えることのない傷となり、愛はかけがえのない記憶となる

暑さがぶり返してきましたねー・・・。秋めいた涼しさはどこへ・・・⊂⌒~⊃;。Д。)⊃アチィ…
ごきげんよう、私です(=゚ω゚)ノぃょぅ
また、猛暑日ですよ!勘弁してくだちぃ!!

さて、今回は「皆と学ぶ精神病と依存症」第46弾自傷行為(リストカット)です。
このテーマについては、以前書きましたので、そちらの記事も読みつつ、こちらも読んでくださればと思います。



・「自傷行為(リストカット)」とは?
リストカットなど、自傷行為とは、自分に起こるどうしようもない感情を自分を傷つけることでコントロールしようとすること。
自殺を目的としておらず、直接的に自らを傷つけるものを指します。(暴飲暴食など長期的に自らを損ねるような行為は狭義の自傷行為には含まれません。)

自傷や自殺の企ては、境界性パーソナリティー障害ではかなりよく見られる行為。
一般的にパーソナリティーは、年齢を重ね大人になり、経験を積むことで心も身体も成熟していきます。
けれど、未熟なままのパーソナリティーでは「確かな自分」が感じられず、いつも誰かに依存していなければ不安でたまりません。
境界性パーソナリティ障害の人が感じている底知れない不安は、周囲を振り回し、困惑させる数々の症状を生み出す元となってしまいます。
しかし、本人には自分でもハッキリと分かってはいませんが、それなりの理由があるため、自傷行為(リストカット)が繰り返されることが多いのです。

・自傷行為(リストカット)をしてしまう原因は?
以前の記事でも書きましたが、前提として踏まえておいてほしいのが、リストカットなど自傷行為とは過大なストレスに対する正常な反応の結果として生じているということです。異常心理の結果などではありません。

リストカットを行う効果として指摘されているのが、自らを傷つけると鎮痛効果として、脳内でエンドルフィンエンケルファリンという麻薬性の脳内物質が分泌されることがわかっています。
心の痛み、辛い感情を紛らわせるために、自らを傷つけているのでは、と考えられています。※快感を得るといったマゾヒスティックな理由ではありません。

心を落ち着かせるために行うなど激しい動機ではない場合もありますが、周囲の目を引くために、悲しみを確認するかのように、自己の存在を確認するための手段として、助けを求めるために、自分の存在が許せない感情を自分にぶつけた結果、自分を他人のように扱い現実逃避する、自分への罰、というような様々な心理で自傷行為を行う場合があります。

・自傷行為の症状は?
リストカット、髪の毛を抜く、爪を噛むなどは良く知られる行為ですが、自分の身体や壁を殴る、傷が治りかけるとカサブタをはがすなど、誰でも一度はやったことがありそうなこともエスカレートれば自傷行為にもなりかねません。
それ以外にも、熱湯をかけたり、タバコの火を押し当てたり、血が出る程噛んだり、えぐるなどの行為や下手をすると死に至る程の傷や行為にと、どんどんエスカレートしていく恐れがあります。

また、自傷行為を行う状態の感覚は、自分の手足を怒りや悲しみをぶつける対象として人格化している場合もあります。
怒りや悲しみという感情を外に向けることができず自分自身にぶつけた結果であるとも考えられます。
自傷行為をしている本人は、自分を「気持ち悪い人間」「自分さえいなければいい」と自己認識していることも多く、傷跡を隠したりできるだけ人と関わらないようにしていることもあります。自罰的で精神的なバランスが悪く、ナイーブな状態が続きます。

・自傷行為の予防法と治療法
基本的に、自傷行為自体は異常ではありません。無理にやめなくても構いません。
なぜなら、無理にやめても根本原因となる環境がそのままであれば、その人を守るものがなくなってしまうからです。

すぐに治そうとしても、どだい無理な話ですが、予防は出来ます。
本人ができる工夫として、爪噛みなどは代替え行為をおすすめします。
爪を噛みたくなったら、指が唇に近づいているのき気がついたら、ハンドクリームを塗る。この行為を繰り返します。
髪を抜きたくなったら、撫でる、という行為にかえます。自傷の癖に近い行為で、健全に思える行動にかえてしまう方法です。

自傷行為が起きてしまう背景には、人格障害やうつ病、統合失調症など心の病気がある場合も少なくありませんので、もしも自分を傷つけるという衝動をコントロールできない時は、是非、精神科や神経科などで相談しましょう。

私も過去に自傷行為をしてたので、自傷行為をしてしまう人の気持ちがよく分かるんですよね・・・(´・ω・`)
どうしようもない、やり場の無い気持ちでイライラしてしまい、やってしまう。自分さえいなければと考えたり・・・。
今はやってませんが、またやってしまうかもしれない。いつも、そんな恐怖と隣り合わせです。

あんなに涼しかった日は一体何処へ・・・ε-(‐ω‐;)ハァ・・
また、猛暑日ですな。アイスが美味しいわぁ・・・。9月中も、こんな陽気でないことを祈るしかないですね(苦笑)
ちょっと肌寒く感じるくらいの陽気がちょうどいいなぁ。
ではでは、また次回へ!またな!(ノω`)ノシ


「障害者就労継続支援事業所こもれび」では、泉州タオルを発売しています。気になりましたら、ご覧下さいませ。

☆泉州タオル発売中なのー☆
―――――――――――――――――――――――――
◇直売店 
 こもれび第2 愛知県知立市長田3-47
 お問い合わせ(TEL):0566-84-5595

◇ネットショップ
 楽天ショップ:http://www.rakuten.co.jp/komorebi-gr/
―――――――――――――――――――――――――



同じカテゴリー(福祉)の記事画像
もしも私がそんなに賢かったら、一日中頭痛がすることでしょう。 ええ、きっと!
日と夜、季節、星、太陽。その移ろいを見れば、ひとより偉大な何かの存在を思わずにはいられない。
天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である。
聞くことを多くし語ることを少なくし、行うところに力を注ぐべし。
殺菌!消毒!清潔!
行きて愛せ、この地球上になに一つ助けるものがなくても。
同じカテゴリー(福祉)の記事
 明日できることは、明日しなさいが、心を楽にするルール (2021-01-27 10:16)
 分かっているけれど、せずにはいられないのです・・・ (2020-12-23 13:37)
 薬も過ぎれば毒となるということ (2020-12-02 10:10)
 酒を飲む機会に要注意! (2020-10-28 13:22)
 どんな薬より、どんな手術よりやっぱり、「生きたい」 という気持ちが大切だ (2020-10-15 13:33)
 知は目の如し、百歩の外を見て、睫を見るに能わず (2020-10-14 13:39)

Posted by ましゅお  at 13:25 │Comments(0)福祉

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
死は、癒えることのない傷となり、愛はかけがえのない記憶となる
    コメント(0)